金属熱処理装置 多機能熱処理炉「SAM」

Thermal Recommend
熱処理の定番シリーズ

各鋼種に合った熱処理条件で焼入れ・焼戻しを行うことにより、処理物の硬度や歪みの改善、金型の寿命を延ばすことができます。広築はSAMで貴社の熱処理に関する問題解決をサポートいたします。

対象処理物(代表例)

対象熱処理

焼入れ 焼なまし

  1. 金型
    • 冷間工具鋼
      かしめ曲げ、深絞り、鍛造、ダイス、刻印、など
    • 熱間工具鋼
      ダイキャスト、鋳造型、鍛造、ダイス、など
    • 高速度工具鋼
      ドリル、エンドミル、タップ、リーマ、など
    • プラスチック用
      射出成形型、など
  2. 治工具
    各種測定子、コレットチャック、ポンチ
  3. 各種部品
    ギヤ、バネ、クラッチ、ベアリング、ネジ、チェーン、など
  4. 製品
    メリヤス針、釣り針、ポケットナイフ、包丁、鋸、など

特徴

油冷鋼、空冷鋼、ハイス鋼の焼入れが一台で処理できます。

省スペースで設置可能です。

プログラムで自動運転しますので、誰にでも簡単に操作できます。

ヒーターは6面で良好な温度分布が得られます。

マッフルレス方式やユニットヒーターにより、メンテナンスが簡易に行えます。

サービス

処理ヒートパターンに関しては広築がアドバイスします。

構造

内部透視イメージ図

SAMの内部透視イメージ図

主な仕様/SAM50

加熱室温度600~1250℃
油槽温度~120℃
処理有効寸法φ400xH300mm(トレー高さ含む)
処理重量60kg/gross
電気容量3相 200V 31kVA
処理雰囲気窒素、他
対象鋼材SC材、SK材、SKS材、SUJ材、SKD材、SUS材、ハイス鋼

自動搬送運転イメージ

加熱
セットされたワークを加熱室に自動搬送
SAMの内部透視イメージ図 加熱
油冷
加熱したワークを油冷室(油槽)に自動搬送
SAMの内部透視イメージ図 油冷
空冷
加熱したワークを空冷室に自動搬送
SAMの内部透視イメージ図 空冷